癸酉月（9/7～10/7）の動向について
本日から、癸酉月に切り替わります。
『癸』という十干のエネルギーは、伝統や歴史を引き継ぐ智慧を持つエネルギー。
10種類ある十干の気質の中でも、忍耐強く努力することができ、勤勉に学ぶ能力を発揮します。
東洋の学問上では、5つある五行の質のうちの『水性』とされています。
物事に対して努力という行動の行きつく先は、五行の『水性』の『智恵』に行きつくと云われます。
自身の宿命式の“陽相”の中に、水性の質である『開拓』や『智恵』を持っていない方も、今月の癸酉月には、水性の『癸』のエネルギーが持つ『智慧』の恩恵を受けることができます。
この水性の『癸』のエネルギーが持つ『智慧』の要素を、自身に取り入れて身につけるには、素直に、万物の法則の流れを体験するということを意識して、生き方に取り入れることが大切。
自然界の流れに合わせた生き方を体験できることで、魂が経験を積んで成長を起こし、次の生き方や在り方のステージへ進むことができます。
人の運命や人生が開いたり、そのステージを上げるには、万物の法則に合わせて、その流れを取り入れながら、自身の魂を成長させていく柔軟さを大切にしていただきたいと思います。
今月は、伝統の学びに触れる機会を増やしたり、自身の道を拓いていく『開拓』の精神や『智恵』の学びを、生き方や在り方に取り入れていただきたいと思います。
今月の動向についての詳細は、メルマガ「今月の動向」をご参考ください。
万物の法則『五行』の取り入れ方
人生の生き方の中で、いつも同じことの繰り返しになってしまうループにハマったまま、なかなか人生が変わらないと感じる方は、新たに起こるエネルギーの流れを拒むのではなく、自身の身で体験を試みてはいかがでしょうか。
魂が成長するには、経験値が必要です。
魂の成長は、『今の自分』という殻から出る勇気をもって、別の経験値を増やす生き方へ向かうことで促されます。
その際に、自分のエゴで好きなことのみ体験していると、どうしても経験は偏ります。
万遍なく、万物の法則の五行の体験を意識するだけでも、随分と生き方や在り方は柔軟に変化を起こします。
魂が成長していくには、五行の流れをひとつずつ体験してきます。
そうすることで、魂に経験が増えて成長を起こすと、意識が変わります。
意識が変わることで、自分が認識できることは拡がり、自分のことしか分からなかった利己的な世界から、他のことが理解できて、他への関心や興味の湧く段階へと魂が成長を始めます。
東洋の学問には、『五行』という学問があります。
この世界は5つの最小単位の要素から成り立つことを説明できるという概念に基づいています。
5つの要素は、『木性』『火性』『土性』『金性』『水性』とされます。
在り方に取り入れると良い5つの要素の働きを、簡単にまとめると・・
木性（意識）：意欲、精神力、向上心、ドキドキ、ワクワク
火性（心）：情熱、自然体、健康、好奇心、無邪気、伝える
土性（魅力）：素直、尽力、優しさ、思いやり、愛情、信頼
金性（動力）：運動、単純、体験、断捨離、快活、強健、前進
水性（智慧）：工夫、思考錯誤、分析、学び、思案、アイデア
生き方の流れを変えて行くなら、まずは木性から始めると良いでしょう。
木性を取り入れるなら、最も取り入れやすいものは、ワクワクすることやドキドキすることがオススメです。
楽しいと感じて自然に意識が高まり、何かをする意欲が高まるには、ワクワクドキドキすることから取り入れると、精神力や向上心が上がりやすくなります。
木性が動き出すと、自然に心や感情が動き始めるので、次の火性の働きへ移行しやすくなります。火性を生き方に取り入れるのなら、健康的な食を心がけることをおススメします。現代の私たちの食は乱れがちですが、人の心や体が健全になるには、口にする食は『魂のある食事』を心がけることが大切です。つまり、自然界のエネルギーが含まれている自然な食を体に入れることです。人工的に作られた食べ物には、自然界のエネルギーが宿っていないものもあります。気をつけたいのは、魂のある食を口にすることで、心身に魂のエネルギー源を入れて、健康状態を保つことです。
健康的な心身が揃い始めることで、次に、土性である人間的な魅力が生み出されて発揮され始めます。意識が高まっていて健康的な姿には、自然と魅力が具わります。人間味が表れ、心豊かな様子が見られるようになります。木性と火性の働きが起こると、利己的な様子が消えて、他とのつながりや縁が感じられるようになります。また自然界の変化に生かされていることが理解できるようになることで、感謝が生まれて、他への奉仕の想いが生まれます。
やがて、自分のことだけ考える利己的な習慣から抜け出し始めて、周りの景色や人、大いなる大自然の働きを感じながら、自分以外の他の存在に役立とうとする在り方が見られるようになります。
自分以外の世界を知り始めて、生かされていることに気づき始めると湧いてくるのは、
『自分の力を他のために活かしたい』という利他の魂です。そして、少しでも他の役に立ちたい、少しでも力を貸したいという魂が働くことで、金性の動力エネルギーにつながって行きます。“〇〇のために”と、一生懸命に他に役立つ動力が起こり、尽力する在り方へつながっていきます。
魂に動力が働き始めると、必然的に様々な体験が起こり始めます。体験をいくつか重ねていくうちに、工夫したり試行錯誤する水性の働きに自然に移行します。段取りよく動くことを思いついたり、新たなアイデアを創造できるようになります。新たな世界を様々に体験して知ることで、より深く理解できるようになり、様々な失敗からは、体験する中に学びを発見し、豊かに生きる智慧が身についていきます。
こうして五行の自然界の法則を生き始めると、木性から始まって水性へたどり着くたびに、一通りの体験で魂が成長します。
魂が成長するたびに、次の人生ステージが始まりますから、五行の働きをぐるぐると回して生きているうちに、1段ずつ、1段ずつ運命や人生のステージが上がって行きます。
7年で変化する
人の人生が開いたり運気が上がる流れは、5年をかけて魂の成長をしながら一連の流れを体験し終わると、6年目には必ずそれまでの環境を壊す流れが起こります。そのときに、それまでの生き方を見直して、断捨離をし、生き方や在り方、環境などの整理をすることが大切です。魂の成長の具合に合わせて、7年目から新たな人生や運命の流れが始まります。
それまでの体験で身についたことが、最終的に水性の『智慧』として身につくことで、6年目には、生き方や在り方を見直すことや手放す賢さと共に、実践してきた努力の成果も自分の力量となって身につきます。
7年目から新たに成長した魂のステージが始まることで、新たな変動が起こり始めます。
何か物事を始めるときを1年目とするなら、自然の流れに抵抗したり反発したり、自己のエゴで流れを止めて、利己的な世界に留まることなく、素直に外の世界を体験しながら、途中でやめることなく『智慧』にたどり着くまで、体験し続けていただきたいと思います。
万物の法則の流れに乗る者の運命や人生は、法則を繰り返しながら必ず魂の成長につながります。
自身をとり巻く世界観を感じられ、助け合い、分け合い、与え合い、支え合う、この大自然と一体となる流れへ、ひとりでも多くの方の魂が向かうことを、いつも心より願っています。
皆様の魂に豊かな幸ありますように・・
※個人の宿命に応じて、個人の月運の活かし方は異なります。 ご自身の宿命を知りたい方は、ご活用ください。 無料版 お試しプロファイリングシステム
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